箱などの搬器に乗り、ワイヤーロープを伝って対岸へ渡ったり、斜面を上り下りする乗り物のこと。正式には「索道」といい、搬器を開閉できる扉があるタイプを「普通索道」、リフトなど搬器が箱でないものを「特殊索道」といいます。
ちなみに、ケーブルカーと間違えられることがありますが、ケーブルカーとは、急勾配の地面を上り下りするために、車両をケーブルで引き上げる乗りもの。正式には鋼索鉄道といい、平行四辺形の車両と、階段状のホームと車内が特徴です。
全国にあるロープウェイは、走行方式で4種類に分類され、つるべ式に2台の搬器が山頂駅と山麓駅を交互に往復する仕組みで、大きな搬器を使って一度に多くの乗客を運び、高速運転も可能なことから、長い距離を短時間で結びたいコースに適しているものを交走式(一般的にロープウェイという)、一定間隔で搬送器具が固定された索条を回転させるもので、スキー場などで多く導入されているものを固定循環式(一般的にリフトという)、多数の搬器が次々と行き交うもので、自動握索装置が停留場で索条(ワイヤーロープ)の放し・つかみを行うことで、乗降時に低速、線路上では高速となる仕組みを持つものを自動循環式(一般的にゴンドラリフトという)、スキー板で雪面などを滑りながら搬送器具につかまったり腰に当てたりして、斜面を登るものを滑走式(Tバーリフトなど)といいます。
中央アルプス駒ヶ岳ロープウェイはこの交走式にあたります。(なお、駒ヶ根高原スキー場は、固定循環式、千畳敷スキー場は滑走式にあたります。)
ロープウェイは、空中に張られたワイヤーロープに搬器(ゴンドラ)を吊り下げてお客様を輸送していますが、搬器自体には動力がないため、山頂駅に動力装置を配置し、搬器と動力装置を引き上げワイヤーロープ(曳索)でつなぎ、2両の搬器を動かしています。又、モーターの回転方向を変えることにより、上り下りが変わります。
ロープウェイは、何本ものワイヤーで線路を構成しているように見えますが、実際に線路に当たるワイヤーロープは、支索というワイヤー1本で、後は搬器の引き上げ用の曳索2本、ゴンドラを安定させる平衡索が2本です。
中央アルプス駒ヶ岳ロープウェイは、直径52mmの支索と、直径26mmの曳索、直径22mmの平衡索、そして支索を緊張させる、直径68mmの緊張索によって支えられています。
緊張索の先には、なんと65tのおもりが吊り下げられています。このおもりによって支索が弛まないようになっているのです。













