カールってなに?
カールは高山を代表する氷河地形。今から2万年ほど昔、地球が氷で覆われた古代氷河期に、ゆっくりと流れる氷河に侵食されてお椀型に削り取られた地形のことで、中央アルプスには日本屈指の名所、千畳敷カール&濃ヶ池カールがあります。千畳敷カールはロープウェイを降りてすぐ目の前というアクセスの良さも大きな魅力です。
どんな動物たちがいるの?
カモシカやキツネ、ノウサギ、テン、サル、タヌキ、オコジョ、そして稜線ではイワツバメやイワヒバリなどの野鳥もこの大自然の中で暮らしています。ただ、ほとんどの動物は夜行性ですので、姿を直接見かけることはまれです。
高山植物って?
中央アルプスでは、一般的に2,500m以上の寒さや強風により大きな樹木が生えていない地域を「高山帯」と呼びますが、この高山の厳しい自然環境に耐え忍んで美しい花を咲かせる植物のこと。
中央アルプスでは高山植物の女王コマクサをはじめ、ミヤマクロユリ、コバイケイソウ、チングルマ、シナノキンバイ、イワツメクサ…など、たたずまい、色合いともさまざまな120種以上もの花々が自生しているといわれています。
山の天気は変わりやすい?
「山の天気は変わりやすい」と言われるのは、大気中の水蒸気と密接な関係があります。
平地で吹いている風が山に当たると、その斜面を駆け上がります。このときに平地の水蒸気をたくさん含んだ空気が上空に持ち上げられ、雲をつくります。いくつもの山が連なった地域では、気温が低いことや複雑な地形により、雲ができたり、なくなったりを頻繁に繰り返します。 このため、山の天気は変わりやすくなるのです。
夏の好天の日でも、午後は雲や霧が発生しやすく、夕立やみぞれに見舞われることも珍しくありません。
雲海とは?
山頂から見下ろした雲の様子の例え。まさに海原のような景観が広がり、また、「雲の上を歩けそう」といったロマンチックな思いにもかられます。
ブロッケン妖怪って!?
ご来迎のユニークな別名。太陽の光が背後から差し込んで影の側にある雲粒や霧粒によって光が散乱され、見る人の影の周りに、虹と似た光の輪となって現われる大気光学(山岳気象)現象です。
別名は、この現象の名所のドイツ・ブロッケン山にちなみます。
朝まだ太陽が低く、尾根の西側に霧が出ているような時に良く見られます。
山の環境は平地とは全く違う?
平地と比べて酸素の量は2/3。気圧も2/3になり、8m登るごとに1hpa下がります。気温は100m登るごとに0.6℃低下。また、平地よりも紫外線がぐっと増えるのも特徴です。
雪形ってなに?
駒ヶ岳の名前の由来も雪形です。
馬(駒)の形をした雪形が毎春、中岳と宝剣岳に決まって現れます。
駒ヶ岳は昔から神の乗る馬が住んでいると伝えられてきました。そして、里の村々ではこの雪形を合図に一斉に田植えを始めたそうです。駒ヶ岳に住む神がこの馬に乗って里に降りて来て稲に宿り、秋に豊かな実りをもたらすと信じられたのです。また、駒ヶ岳には島田娘や権兵衛、種まき爺という雪形も現れます。これらは今も、農作業のためのカレンダー代わりの風物詩として地域住民に親しまれています。










